テクニック F8:達成基準 1.2.2 の失敗例 － 一部の会話又は重要な効果音を省略しているキャプション
このテクニックについて
このテクニックは 1.2.2: キャプション (収録済) (失敗) に関連する。
この失敗例は、全ての技術に適用される。
解説
この文書では、キャプションを含む全てのウェブコンテンツ技術に対する失敗例について述べている。「キャプション」が (逐語的、又は要点のいずれかで) 全ての発話内容、及び全ての重要な音を含んでいない場合、その「キャプション」は実質的にキャプションとはいえない。
注記
キャプションでは、読みやすくするため、また見る人に非常に速く読ませるのを強いることのないように、発話内容を簡略化することがある。これは標準的な手法であり、無効なキャプションとはならない。
事例
事例 1
キャプションとはいえない字幕の事例:
- 発話内容 (簡略化した発話内容の場合もある) を含むが、重要な音についての説明がないテキスト
- 内容の一部分の発話内容が省略されたテキスト
検証
手順
- キャプションを表示させてコンテンツを見る。
- 全ての発話内容がキャプションで示されていることをチェックする。
- 全ての重要な音がキャプションに記述されていることをチェックする。
期待される結果
- チェック 2 及びチェック 3 が偽である場合、この失敗条件は適用され、コンテンツは達成基準に失敗する。