テクニック F26: 達成基準 1.3.3 の失敗例 - 情報を伝えるために、グラフィカルなシンボルのみを使用している
このテクニックについて
このテクニックは 1.3.3: 感覚的な特徴 (失敗) に関連する。
この失敗例は、全ての技術に適用される。
解説
このテクニックの目的は、グラフィカルなシンボルを用いて情報を伝えることによって、コンテンツを理解することを困難にしてしまう失敗例について述べることである。グラフィカルなシンボルには、言葉を使わないで情報を伝える、画像、文字画像、又は絵で表したもしくは装飾的な文字のシンボル (グリフ) がある。グラフィカルなシンボルの例としては、斜線の入った赤い円、「スマイリー」と呼ばれる顔文字、又はチェックマーク、矢印もしくはその他のシンボルを表すがその意味を持つ文字ではないグリフが挙げられる。
支援技術の利用者は、そのようなグラフィカルなシンボルの意味を判断するのが困難なことがある。 グラフィカルなシンボルを用いて情報を提供する場合、ウェブコンテンツ技術の機能を用いて代替物を提供する、又はそのグラフィカルなシンボルの代替を示すことが可能な異なるメカニズムを用いるべきである。例えば、グリフの代わりに、テキストによる代替のある画像を用いることができる。
事例
事例 1: ステータスを示すために用いるグリフ
ショッピングカートが二つのシンプルなグリフを用いて、その商品がすぐに発送可能かどうかを示している。具体的には、丸は商品の在庫があり発送可能であることを示し、四角形は商品が入荷待ちの状態ですぐには発送できないことを示している。上記のインストラクションでは、商品があるかどうかを区別する唯一の手段として、丸及び四角形を参照している。
検証
手順
情報を伝える非テキストのマークを参照している各インストラクションにおいて:
- 非テキストのマークによって伝えている情報を把握できる他の手段があるかどうかをチェックする。
期待される結果
- 1 が偽である場合、この失敗条件は適用され、コンテンツは達成基準に失敗する。