テクニック F19:適合要件 1 の失敗例 - 利用者に対して、不適合なウェブページの適合している代替版を見つける手段を提供していない
このテクニックについて
このテクニックは、どの解説書からも参照されていない。
この失敗例は、適合していない元のコンテンツの代替となる WCAG 適合バージョンを提供するサイトに適用される。
解説
このテクニックに対する失敗例では、コンテンツに対して適合している代替版が提供されているにもかかわらず、利用者がそのことを知る方法、又はどこで見つけられるかを知る方法が提供されていないことについて述べている。 利用者が適合したバージョンを見つけることができないため、このようなコンテンツは、達成基準を満たしていないことになる。
事例
- リンク又は検索結果から、ウェブサイトにある適合していないウェブページへ利用者が直接誘導される。代替ページがあることを示すものがなく、又その適合していないウェブページから代替ページへのパスもない。
- ウェブサイト上の不適合ページは、適合版が利用可能であり、かつホームページへのリンクを提供していることを利用者に知らせる。しかし、利用者はそのページのサイトの適合版のページを検索しなければならないため、この機能は達成基準の要件を満たさない。
- 利用者は、ほとんどのページで不適合なウェブサイトを使用できる。しかし、利用者が特定のページにアクセスできない場合、ページの適合版を見つける方法が存在しない。
検証
手順
- 適合している代替版がある、適合していないウェブページを特定する。
- 適合していないウェブページが、適合している代替版へのリンクを提供しているかどうかを判断する。
期待される結果
- チェック 2 が偽である場合、コンテンツは達成基準に失敗する。